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広田内科クリニック
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リンパ浮腫の治療
はじめに ―リンパ浮腫とは―
リンパ浮腫の出来かた
リンパ浮腫の治療
 1:挙上
 2:運動
 3:マッサージ
 4:水中での軽い運動
 5:弾力ストッキングの着用
 6:蜂窩織炎が起きた場合
 7:減量
 8:薬物療法
 9:外科治療
 10:複合的理学療法
 11:1日の治療スケジュール
経過観察のための指標
治療を成功させるために

学術的視点から
 <機関紙ながれ抜粋>

リンパ浮腫以外のむくみ
 <女性特有のむくみ>

弾性ストッキングのオーダーメイドと弾性包帯の考え方

リンパドレナージュ
 <リンパマッサージ>

弾力ストッキングの選び方
リンパ浮腫関連リンク
リンパ浮腫診療における法律関係
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リンパ浮腫の治療

8)薬物療法

 リンパ浮腫に効く薬はほとんど無いのが実情です。唯一、メリロ−トエキス(商品名エスベリベン®)は組織間隙内の蛋白分解を促し、リンパ循環促進に有効であることが確かめられていますが、早期の効果は期待できず、長期にわたって服用します。
 利尿剤は原則的に用いません。リンパ浮腫では下肢または腕にだけ蛋白と水分が貯まっており、全身の水分が多いわけではないので、全身の水分を尿として強制的に出してしまう利尿剤では、決して治らないのはおわかりと思います。かえって身体のバランスを崩し(特に電解質のカリウムの消失や脱水)、また習慣性になり利尿剤を飲まないと尿が出にくくなることも多いようです。しかし一方で、利尿剤で体内の水分を引きますと患肢が細くなるのも事実で、電解質のバランスが崩れないよう、また癖にならないように注意しながら少量を使うことも あります。この目的で漢方薬を用いることもあります。
 蜂窩織炎を起こした時は抗生物質を使います。(6:蜂窩織炎が起きた場合参照)この場合は適宜利尿剤も効果的です。
 皮膚が硬くなった場合は尿素製剤(ケラチナミン軟膏®)が有効です。

 ■ 実際の方法
1)メリロ−トエキスを長期にわたり服用する。
2)蜂窩織炎を合併した場合は抗生物質を服用する。
3) 皮膚の角化には尿素製剤(ケラチナミン軟膏®)が有効である。
4)利尿剤は原則として用いない。