むくみをおさえるには?

1)静脈系の活発化

 手の甲に浮き出ている静脈を見てみましょう。
手を下に垂らしていると静脈は太くはっきりと見えますが、それをそおっと上に上げてみるとみるみる静脈は消えていきます。見づらかったら、どなたか男性の手を見せてもらってください。手の先にあった静脈血は水のように上から下へ、手の先から心臓へと流れて行きます。
 また、脚は体の下のほうにありますので、心臓より高い位置に上げて足の先の血液を心臓に戻すなどは通常はできません。しかし、心臓より高い位置に上げるということが最も基本的な方法で、極端に言うと、立ってさえいなければまずむくんだりしないのです。従って、まず、少しでも時間があったら脚を上げる事です。これは、手の甲の件でもわかるように、一瞬でも上げると水は心臓方向に戻るからです。たとえば、昼休みにちょっと脚を伸ばして休むなどすると良いでしょう。また、むくみを溜め込んでしまうと取れにくくなりますから、1日に一回上げるよりは、日中にヒマがあったらそのつど脚を上げてむくみを取ってしまう方が有利です。

 次に静脈ポンプを活発化するために快活に歩く事です。
 静脈ポンプは、ふくらはぎの筋肉が活発に動く事によって静脈血を心臓方向に絞り上げます。これにはリズムのようなものがありますから、ダラダラ筋肉が動いてもあまり有効に静脈ポンプを刺激できません。ふくらはぎの筋肉はある程度活発に、リズミカルに動く必要があります。したがって、疲労がたまっていて足を引きずるように歩いてはあまり効果はありません。 さらには、軽い弾力ストッキングを着用して歩くとマッサージ効果も得られ、より有効でしょう。

 歩く事ができない場合は、軽く脚を動かすなどするだけでも助けとなります。
最近、話題になっている「エコノミー症候群」とは長時間脚を動かさずにじっと座っているために、静脈血が脚の静脈内で固まってしまうことが原因です。そうならないように少しでも脚を動かしてあげます。

 また、心臓には静脈血を吸い上げる働きがあります。
 これはちょうど心臓を石油ポンプのように考えると分かり易いでしょう。心臓は血液を動脈方向へ押し出し、一方で静脈側から(肺を経て)血液を吸い上げます。その際、強く押し出すと、その分強く吸い込むことができます。
この「強く押し出す」というのは要するに十分な血圧があるということです。もし血圧が低ければ、同時に吸い込む力も弱くなります。これについてはご自分で注意の仕様がありません。しいて言えば体力をつけておいて心臓が十分に働けるようにしておくことです。
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