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リンパ浮腫の予防について このたびリンパ浮腫の発症予防に関して「リンパ節郭清の範囲が大きい乳がん、子宮がん、卵巣がん、前立腺がんの手術 後にしばしば発症する四肢のリンパ浮腫について、その発症防止のための指導について評価を行う。」 ました。このことは大変嬉しいことで感謝したいと思いますが、一方で予防のために何をすると良いか、については現在のとこ ろ具体的には記載されていませんので、十分な注意が必要です。 手術をしたすべての方がリンパ浮腫になるわけではないので、発症予防目的のためのリンパドレナージや弾性スリーブ・スト ッキング(または弾性包帯)着用の施行については十分な配慮が必要です。予防目的で安易に弾性スリーブを着用するとかえ って手がむくむこともありますし、セルフリンパドレナージを行うのはややもすると、「やらなければむくむ」という強迫観念に近 いものが生まれがちです。複合的理学療法はリンパ浮腫が発症した後における対処法です。 今回のような新しい動きがある時は、つい様々な考えや誘惑にかられますが、無駄のないよう、あくまで、主治医の先生や 医療関係者の方ともご相談の上、何が必要かを判断した上で予防をされることをお勧めします。(2008.2.24) 全医経 医科 通知 P18〜19 (2008.3.11) B001−7 リンパ浮腫指導管理料 (1) リンパ浮腫指導管理料は、手術前又は手術後において、以下に示す事項について個別に説明及び 指導管理を行った場合に算定する。 ア リンパ浮腫の病因と病態 イ リンパ浮腫の治療方法の概要 ウ セルフケアの重要性と局所へのリンパ液の停滞を予防及び改善するための具体的実施方法 (イ) リンパドレナージに関すること (ロ) 弾性着衣又は弾性包帯による圧迫に関すること (ハ) 弾性着衣又は弾性包帯を着用した状態での運動に関すること (ニ) 保湿及び清潔の維持等のスキンケアに関すること エ 生活上の具体的注意事項 リンパ浮腫を発症又は増悪させる感染症又は肥満の予防に関すること オ 感染症の発症等増悪時の対処方法 感染症の発症等による増悪時における診察及び投薬の必要性に関すること (2) 指導内容の要点を診療録に記載する。 リンパ浮腫の診断や治療は医療行為です。 本HPはあくまで医師の指示の下にご利用頂くようお願い申し上げます。 今回(2008.4.1)の診療報酬改定でも「医師の指示による弾性スリーブ・ストッキング購入」が療養費払い の対象となるとされています。これは、弾性スリーブ・ストッキングの着用の是非と選択は医師の指示により 行われることを前提としています。 *がん術直後の両脚のとても軟らかいむくみは、多くの場合、低蛋白性浮腫が主体です。 「子宮がん、卵巣がんなどの術後の脚のむくみはリンパ浮腫」と考えてしまうとリンパ浮腫との診断名が 実態以上に増えてしまう恐れがあります。 リンパ浮腫は左右差のある比較的硬いむくみとなりますので、診断には注意が必要です。 *リンパドレナージュには禁忌事項もあります。 安易に行うとむくみが改善しないばかりか却って悪化したり、現疾患の増悪を招くこともあります。 また、一般のマッサージとは異なります。 *弾性スリーブ・ストッキングは医療機器です。 安易に着用するとリンパドレナージュ同様却って悪化します。 着用方法によって良くも悪くもなります。 弾性包帯法も医療行為です。 *炎症は思った以上に多くの方に見られます。 炎症がある時に治療すると却って悪化します。 患肢が赤かったり熱っぽかったら控えた方が無難です。 通常の複合的理学療法を行って改善しない場合に一度確認されるのも良いかと思われます。 *医師の指導の下に、状況を確認しながら治療をお続け下さい。 ・・・小冊子の進呈は終了致しました。・・・2008.3.15 ・・・リンパ浮腫患者実態調査に関するお願い・・・ (PDFファイルをご参照ください。) >> 詳細へ ・・・著作権についてのお願い・・・ 昨今、私の出版物、HPなどから引用された文章やイラストなどを、参考にした資料を明記せずに使用されているケースが多く見られております。ご利用頂くことは嬉しく、光栄に思っておりますが、そのような場合は 一般的に、ご使用の際、出典を明記することになっております。よろしくご理解、ご配慮の程、お願い申し上げます。 注:1.HP、パンフレットなどでの使用時。 2. 患者さん宛ての資料も例外ではありません。 3. 出典を明記して頂ければまったく問題なくご利用頂けます。 4. 記載方法がご不明の際はメールでお問い合わせ下さい。 5. 右記、リンパ浮腫の治療(アルフレッサファーマ、A 4版)は無料配布ですのでご利用下さい。 |
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